現在日本で、晩婚化や少子高齢化社会がコロナの影響で加速しているといわれています。
厚生労働省が2021年2月22日に発表した「人口動態統計速報(2020年12月分)」では、出生数が87万人と過去最低となっています。また、婚姻件数は、53万組で、前年比-12.7%でした。
今回は、結婚相手に望む年収はいくらなのかについて、さまざまな角度から調査を行いました。
結婚している人/していない人、子供がいる人/いない人と条件分けをおこない、結婚相手に望む年収の変化など明らかにしています。
回答者詳細
今回の調査には、10代から70代までの男女500人を対象に調査を行いました。
今回の調査に協力していただいた回答者情報です。男性31.0%、女性69.0%となっており女性が約7割です。年代別のデータでは、30代が39.6%と最も多く、40代が25.4%となっており、その次に20代となっており全体の87%を20代から40代で占めています。
次に、結婚している人は57.4%、結婚していない人は42.6%で、子供がいる人は54.2%、子供がいない人は45.8%でした。
- 結婚している×子供いる 214人
- 結婚している×子供いない 73人
- 結婚していない×子供いる 15人
- 結婚していない×子供いない 198人
結婚している/していない、子供がいる/いない、という条件を掛け合わせると上のようなサンプル数でした。
- 有効回答者数:500人
- 調査期間:2021年4月~5月
- 調査方法:オンラインアンケート
ケース別ズバリ!結婚相手に求める年収はいくら?その理由
結婚している/していない、子供がいる/いないというケース毎の結婚相手に求める年収はズバリいくらでしょうか。
子供がいる場合で、結婚している/していないという条件の差は、13万円(627万円-614万円)とそれほど大きくなかったです。
一方、子供がいる/いないという条件のほうが、相手に望む年収に大きく影響することがわかりました。結婚している場合で、85万円(614万円-529万円)、結婚していな場合で、197万円(627万円-430万円)と顕著に差がでました。
次に、なぜ上記の年収が必要なのでしょうか。その理由をまとめた結果が下記です。
1位は、子供のためという理由でした。子供との生活や、教育費を考えるとこのくらい必要と考える人がもっとも多い結果です。
2位、5位なども『最低限必要な金額』や、『普通の生活を送るのに必要な額』という回答のため、贅沢のために上記の年収を望んでいない人が多いようです。
ここだけは譲れない年収以外の必須条件は?
お金の話はここまでにして、結婚するにあたり年収以外でここだけは譲れない必須の条件は何か?調査を行いました。
断トツで性格を上げる人が多く、具体的には「優しい性格」、「穏やかな性格」が多かったです。職種にこだわる人は少数でした。
実際問題、理想の相手が、理想の年収より低かったらどうする?
実際に結婚しようとする相手が、理想の年収より低かった場合、結婚はする/しないのでしょうか。
約9割の人は、年収に関係なく結婚すると答えました。
まとめ
調査結果
結婚相手に求める年収は、
- 結婚している×子供いる=614万円
- 結婚している×子供いない=529万円
- 結婚していない×子供いる=627万円
- 結婚していない×子供いない=430万円
という結果でした。
- 子供の生活や教育費のために、上記年収を望んでいる人が最も多かったです。
- 年収以外で譲れない必須条件は「性格」でした。優しい性格、穏やかな性格が人気でした。
- もし、相手が理想の年収より低くても、9割の人は結婚するというアンケート結果でした。
結婚と年収の関係に対する意識調査をしてきましたが、子供の影響がとても大きかったです。今回の調査は、子供の存在が相手の理想とする年収にどの程度影響するのかを示した貴重で、有意義なデータだと思います。
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