2021年も夏が近づいてきました。労働者にとって楽しみなことは、ズバリ夏のボーナスです。日本総研のレポートでは、民間企業の一人当たりの支給額は、前年比▲3.2%となる見込みです。
今回の調査は、コロナ禍におけるボーナスについて、理想のボーナス額、査定や転職際ボーナスの優先順位について、外食の頻度、一回あたりに外食に使う金額の増減、気になるボーナスの使い道についてアンケートを行いました。
回答者詳細(男女比、年代別データ)
今回の調査には、20代から60代までの男女500人を対象に調査を行いました。
今回の調査に協力していただいた回答者情報です。男性42.8%、女性57.2%となっております。年代別のデータでは、30代が38.0%と最も多く、40代が26.4%となっており、その次に20代となっており全体の88.2%を20代から40代で占めています。
- 調査期間:2021年5月~6月
- 調査方法:オンラインアンケート
- 有効回答者数:500人
理想のボーナス額
最初のアンケートとして、理想のボーナス額を調査しました。
金額では、50万円台と、100万円台に集中しています。平均で77万円貰えると嬉しく満足する人が多い結果です。
月給の平均で示すと3カ月分が理想と答える人が多かったです。
査定と転職の際優先順位
近年は、成果主義が各職場で導入され上司の「査定」があります。この「査定」についてどのような意見があるのでしょうか。
査定について、納得している人と、不満がある人は半々でした。不満がある人の意見で特に多かったのは下記です。
- たまたま所属している部署や支店によって査定が低いという、運によって決まってしまうので、不満がある。
- 評価の基準があいまいで、納得いかない。
- 勤続年数や年齢が上ということで多くもらっている人と比較して不満がある。年功序列による弊害。
運ではなく、仕事に対する評価をしてもらいたいと望む方が多い様です。
それでは、いざ転職をするときボーナスの優先順位は、高いのでしょうか、低いのでしょうか。
約半分の人が、転職や就職の際にボーナスの優先順位は高いと回答しました。
低いと回答した人は、職場の人間関係や、ボーナスではなく年収で考えるためそこまで高くない、という考えでした。
コロナの影響と気になるボーナスの使い道
実際に、2021年夏のボーナスは、コロナ影響をどのくらい受けているのでしょうか。
影響がなかった人は、52.4%で、影響があった人は47.6%でした。そのうち、増えた人は7人で、残りの人は減った、大幅に減ったという厳しい数字がでました。
次に厳しい懐事情でしたが、最後にボーナスの使い道についてアンケートをとりました。
- 1位 貯金
- 2位 生活費
- 3位 旅行
- 4位 株式投資
- 5位 自己投資
このような結果となり、旅行という娯楽は3位で、貯金や生活費に充てるという堅実な使い方をする人が圧倒的に多い結果でした。
まとめ
調査結果
- ボーナスは、平均77万円、月給の3か月分貰えると嬉しい。
- ボーナスの査定について、納得している人と、不満に思っている人の割合は半々であった。転職をする際、ボーナスの優先順位について、54%の人は高く考えている。
- ボーナスにおける新型コロナの影響は、増えた人が7人と1.4%、減った人が46.2%、変わらないが52.4%と厳しい状態であった。
- ボーナスの使い道は、貯金、生活費、旅行の順番で、堅実な使い方をする人が圧倒的に多かった。
アンケートを通じて、2021年夏のボーナスは、ほとんどの人が、下がるか変わらないという厳しい現状がありました。使い方も、娯楽に使うのではなく、貯金や生活費に回す人が圧倒的に多く、リアルな結果を得ることができました。
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