IELTSの記述試験の最後に登場するライティングセクションは高スコアを獲得するのが特に難しいとされています。
しかもリスニングやリーディングと比べて自分で勉強するのがなかなか難しかったりもしますよね。
逆に言うとライティングのスコアをアップすることができれば、総合評価のスコアアップに直結しやすいです。
ここではIELTSのライティング問題の構成をおさらいしながら、自分でできる勉強方法や対策さらにおすすめの参考書やサービスまで紹介していきます。
IELTSのライティング問題の構成は?
IELTSのライティングテストはリスニングとリーディングが終わった後に60分かけて行われます。
出題数は2題でそれぞれに特徴がありますよ。
表やグラフについて説明するTask 1
ライティングのTask 1は提示される表やグラフを正確に読み解いてその内容を客観的に説明するというものです。
必要な文字数は150語と少なめなので、この問題をできるだけ早く終わらせて2題目になるべく多く時間を残すようにしたいですね。
エッセイ形式で自分の意見を述べるTask 2
Task 2では短いトピックが提示され、それに対する自分の意見を250文字以上で書いていく形になります。
エッセイ形式で文章を書いていかないといけないので英文の基本構造や仕組みからきっちり頭に入れておく必要があります。
“このトピックの内容にあなたは同意しますかそれとも反対しますか?”というふうに聞かれますが、同意と反対どちらが正解というわけではなく、また意見によってスコアが左右されることはありません。
あくまで英文がちゃんと書けているかどうかだけで採点されることになりますよ。
IELTSのライティングの自宅でできる対策や勉強方法
特にIELTSの試験に向けて勉強を始めたばかりという方は、ライティングの対策がよくわからなかったりもするのではないでしょうか。
ここでは自宅でできるライティングの勉強方法を紹介します。
解答例とテンプレートを頭に叩き込む
ライティングを勉強する場合単語や表現を覚えることが大切ですが、IELTSで高スコアをとるためにはIELTSで求められる英文の書き方や構成を研究する必要があります。
参考書についている解答例を読み込むことで、どんな構成で英文を書いていったらいいのかつかむことができますね。
またTask 1にも Task 2にもテンプレートがあります。
テンプレートを覚えるだけで必ずしもスコアが上がるというわけではないのですが、ライティングが苦手だという方は特にテンプレートを覚えてそれに合わせるようにすると書きやすくなります。
書いた文章は添削する
ライティングが自分で勉強しづらいのは、書いた文章があっているかどうか自分でなかなか判断できないところですね。
なのでライティング力を高めるためには書いた文章を添削するようにしたいです。
スクールに通わなくても無料で添削してくれるサイトがありますが、目視で添削してくれてアドバイスももらえる有料の添削サービスも同時に利用するのをおすすめしますよ。
IELTSのライティング対策におすすめの参考書やサービス
それでは最後にIELTSのライティングの対策におすすめの参考書やサービスを紹介しておきたいと思います。
これからライティングを強化していきたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
参考書『スピーキング・ライティング攻略のためのIELTS必修フレーズ100』
『スピーキング・ライティング攻略のためのIELTS必修フレーズ100』ではIELTSのライティングやさらにスピーキングで使えるフレーズが100種類紹介されています。
この参考書を使ってまずは文章を書く流れがつかみやすく、しかもスコアの評価につながりやすいフレーズを頭に入れてしまいましょう。
音声もついていますよ。
参考書『実践IELTS技能別問題集ライティング』
『実践IELTS技能別問題集ライティング』ではTask 1と Task 2の練習問題を用いて文章の組み立て方やよく使う表現などを一から学ぶことができます。
IELTSのライティングでまずは6.5以上を目標にしているという方におすすめです。
音声も無料でダウンロードすることができます。
参考書『IELTS スピーキング・ライティング完全攻略』
『IELTS スピーキング・ライティング完全攻略』ではライティングのスコアを上げるために必要な文章構成や表現それに具体的な攻略方法が示されています。
過去の試験の傾向からよく出る分野の練習問題で、効果的に深くライティングの対策ができますね。
スピーキングについても詳しく解説されているので一石二鳥ですよ。
英文添削アイディーのオンラインIELTS英作文個別添削指導サービス
英文添削のアイディーはお得な価格で英文を添削してくれるオンラインサービスですが、IELTSに特化した指導も行っています。
1件166円から添削してもらえるのですが、講師をバイリンガルかネイティブで選ぶことができる他、教材は手持ちのものを使うこともできますよ。
まとめ
ライティングの対策は効果が出るまで時間がかかる地道な学習が必要ですが、IELTSの総合スコアを底上げするために避けては通れません。
苦手意識がある方もできるだけ早く対策を始めて行きたいです。
何から始めたらいいかわからないという方はまずはテンプレートや使える表現から頭に入れていくようにしてくださいね。