IELTSのリーディングの対策と学習方法!試験の構成やおすすめ参考書やサイトも紹介

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「IELTSのリーディング対策をしようと思っているけど、何から始めれば良いんだろう?そもそも、IELTSのリーディングで難しいのかな?」

本記事はこういった悩みに答えていきます。

IELTSの中ではライティングが最も難しいと言われていますが、リーディングも難関の1つです。そのため、適切な対策を事前に行っておくことが望ましいでしょう。

IELTSに関しては、下記の記事で深堀りをして解説していますので、本記事とあわせてご覧ください。

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そのため、本記事ではリーディングの出題問題の内容や採点基準、具体的な対策方法をご紹介します。おすすめの参考書もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人
Kento

経歴
・2012年:単独海外へ留学
・2016年:現地の学校卒業(Diploma of Business)
・2017年:現地の会社へ就職で毎日英語を使い仕事
・現在海外生活10年以上
元々be動詞すら分からなかった英語レベルからオンライン英会話、アプリ、学校などを利用し、現在では海外の学校を卒業後、就職の為IELTSを取得し海外の会社に就職できる英語力までなりました。
この経験を元に英語学習者にとって有益な情報を発信しています。

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出題問題内容&採点基準

まずは、IELTSのリーディング試験の出題問題や採点基準を見ていきましょう。

  • 試験時間:60分間
  • 問題(全40問):選択問題・正誤問題・記述式問題・組み合わせ問題など、出題形式は様々です)
  • 採点方法:1問正解につき1点の合計40点満点

採点基準

  • 文章の要点や趣旨、意図を理解する力
  • 目的を理解する力
  • 議論の展開についていく力

採点基準は、上記などの幅広いリーディング能力が求められます。次に、具体的な対策方法についてご説明します。

対策

IELTSのリーディング試験では、下記4つのポイントに対して、重点的に対策を行いましょう。

  • 正解数とスコア数の理解
  • 先に問題を読む
  • 単語力の対策
  • 練習問題のやり込み

それぞれのポイントを順番にご説明します。

正解数とスコア表

まずは、正解数とスコア(点数)の関係に対する理解を深めましょう。

スコア9.08.58.07.57.06.56.05.55.0
正解数40〜3938〜3736〜3534〜3332〜3029〜2726〜2322〜1918〜15

正解数とスコアの関係は上記のとおりですが、海外留学や転職への武器とするには、最低でも「6.0以上」は目指したいところです。

つまり、平均して23〜26問の正解を目指す必要があるため、この数字を対策初期の目標とすると良いでしょう。

先に問題を読む

IELTSのリーディング試験は、本文に目をとおすよりも、先に「問題を読む」ことをおすすめします。しかし、すべての問題に目をとおすのは「返って非効率」となるため、優先順位を付けなければいけません。

自分の得意な問題がわかっている方であれば、その問題に先に目をとおし、そのまま答える方法が良いでしょう。とはいえ、自分の得意な問題がわからない方もいるでしょう。

そういった方は、下記の表を優先順位の付け方の1つとして参考にしてみてください。

問題形式問題の先読みをするかどうか
True/False/Not GivenYes
Fill-inYes
Matching
(与えられた文と、選択肢の組合わせ)
(どの情報がどの段落にあるか)
Matching(人名と、その人の主張の組合わせ)
Yes
No
No
Multiple Choice(本文の内容に関する選択問題)
Multiple Choice(本文のタイトルを選ぶ問題)
Yes
No
HeadingsNo

YesとNoの基準は、問題文を読むことによって、「問題の全体像を理解できるかどうか」です。

つまり、Yesの部分を先に読むことによって全体像を把握できるため、60分間の制限時間が設けられている中でも、効率的に回答できるようになるということです。

単語の対策

続いて、IELTSのリーディングでは、単語の対策も必要不可欠でしょう。あなたが知っている単語量=読むスピードの速度とも言えるため、理解できる単語量を増やすことで、1つの問題に使える時間の量も多くなります。

また、IELTSのリーディング試験では、日常英会話ではあまり使わない単語が多く出てきます。そのため、IELTSに強い参考書などを使用して、IELTSに特化した単語を学ぶことも重要です。

試験当日は緊張もするでしょうし、その分いつも以上に焦りが生まれてしまう可能性もあるため、そういった状況でも冷静に対処できるように、単語力は日々重点的に強化しましょう。

練習問題のやり込み

最後に、やはり練習問題をやり込んでおくことは欠かせません。IELTSのリーディング対策では、本記事でも紹介しているような具体的なテクニックは存在します。

しかし、最終的には正しい参考書をどれだけ読み、過去問題をこなせたかの繰り返しがスコアに直結します。

日々の努力は必ず実りますので、今日の勉強がスキルアップに直結していることを信じて勉強を続けていきましょう。

次に、IELTSの対策におすすめの参考書をご紹介します。

IELTSのリーディング学習に最適な参考書やサイトを紹介

それではIELTSのリーディングを強化するのに役立つ参考書やサイトを見ていきましょう。

IELTSの全てのパートが網羅されている公式問題集はお持ちの方が多いと思うので、これにプラスして使う時に便利な物を紹介しますよ。

参考書『パーフェクト攻略IELTSリーディング 新装版』

『パーフェクト攻略IELTSリーディング 新装版』にはIELTSのリーディングの本番さながらの問題が5回分収録されています。

詰問の傾向や時間配分などを考えながら、たっぷりと試験の練習をすることができますね。よく出題される12のトピックを知ることもできますよ。

 参考書『Reading for Ielts (Collins English for Exams)』

『Reading for Ielts (Collins English for Exams)』もIELTSリーディングの練習問題が集められた参考書です。

問題を解くコツなども提示されているので、実戦練習を重ねることができますよ。ハーパーコリンズ出版で全編英語になっています。

 参考書『文脈で覚える IELTS英単語』

リーディングが苦手な方に特におすすめしたいのがこちらの単語帳です。

英文をまず読んでそこから単語を覚えていくという形式になっているので、IELTS頻出の単語を覚えながら文章を読む練習もできますよ。

収録されている単語の数は4,600語です。

サイト『National Geographic』

テキストをこなす以外の時間にも気軽に英語を読み込みたいと考える方におすすめなのがこのNational Geographicのサイトです。

時事ニュースに加えて動物や科学それに歴史に関する記事やインタビューが揃っていて、無料で読めるものも多いですよ。

まとめ

IELTSのリーディング試験の対策や学習方法を解説してきました。IELTSのリーディング試験は全40問で構成され、海外留学や転職を視野に入れている方は、最低でも6.0以上のスコアである「25問以上」の正解を目指したいところです。

そのためには、先に本文にすべて目をとおすのではなく、問題文に優先順位を付け、問題文全体を理解するなどのテクニックが重要になります。

また、本記事でご紹介したIELTSの参考書などでの勉強がスキルアップに直結することを理解し、何度も繰り返し練習問題を解いてみてはいかがでしょうか。

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