具体的にどのようにIELTSのリスニング対策をすればよいかわからない。
そもそも問題形式がどのように分かれているかわからない。
この記事はこのような悩みを解決します。
そもそもIELTSが何なのかわからないという方は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:IELTS(アイエルツ)とはどんな試験?受験前に知っておくべき事
IELTSのリスニングテストは1つのスペルミスでも不正解となる厳しい試験ですが、実は対策を行えば4技能の中でリスニングは最も効率よく得点を上げられる科目です。
ですが、IELTSを受けるなら正しいIELTSのためのリスニング対策がを行わないと、スコアアップには繋がりません。
ここではIELTSのリスニング問題の構成や正しい対策・勉強方法を見ていきながら、リスニングに特化したおすすめの参考書やサイトを紹介していきます。
全問題の対策ができる公式問題集と並行し、これから紹介するリスニング特化の問題集を行うのが効果的なので、まだ公式問題集を持っていない方は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:IELTSの試験対策におすすめの参考書!選び方もあわせて紹介
この記事を読んでもどう勉強すればよいかわからない、短期間でスコアアップしたいなどの方は1から全て教えてくれるIELTSカリキュラムのあるオンライン英会話を利用するのも一つの手でしょう。
高額なIELTSを何度も受講することを考えると、安価で学べます。
IELTSリスニングの問題概要
- 時間:30分(その後、回答転記時間が10分与えられます)
- 問題数:40問
問題内容
IELTSリスニングの試験は4つのセクションから構成されており、それぞれの内容は下記になります。
セクション1:日常会話(2人)
セクション2:日常生活での説明や予約(1人)
セクション3:学術的な会話(最大4人)
セクション4:学術的な講義(1人)
それぞれ詳しく解説していきます。
セクション1:日常会話(2人)
難易度:中学英語ができれば問題ないレベル
出題内容にOne wordで答えなさいなどの指示があるので、指示を要チェックする必要があります。
セクション2:日常生活での説明や予約(1人)
難易度:セクション1より若干難しくなった程度で、中学英語ができれば問題なし。
セクション1からセクション2に以降するときのガイダンス中に、先に問題を読むことができるので、タイトルなどを先読みし、問題を推測すると楽になります。
セクション3:学術的な会話(最大4人)
難易度:ここから内容が若干難しくなるのと、複数人の登場人物になる。
セクション2同様、先に問題を読んでおくと正解率が変わってきます。また、ここから複数人の登場人物になり、会話についていくのが大変になるので、カタカナで回答を書いておくなど、聞くことに集中する必要があります。
セクション4:学術的な講義(1人)
難易度:出てくる単語などなども一段と難しくなり、IELTSのリスニング用の対策が必要。
分からない単語が出てきても焦らず聞くことが必要。また、スペルミスでも不正解となる為、最後の10分間でスペルチェックの必要もあり。
IELTSのリスニング対策ポイント
IELTTSのリスニングスコアを何とかアップしたいという場合、どういった勉強方法や対策をとるべきなのでしょうか。まずはIELTSリスニングのポイントを押さえましょう。
リスニングの正解数とスコア表
スコア | 9.0 | 8.5 | 8.0 | 7.5 | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 5.5 | 5.0 |
正解数 | 39-40 | 37-38 | 35-36 | 32-34 | 30-31 | 26-29 | 23-25 | 18-22 | 16-17 |
海外大学の一般的な進学基準である6.0以上を取得するためには、最低でも23問以上の正解数が必要となります。
また、リスニングは他の科目に比べ、対策の効果が早く出やすいことを踏まえると25問以上の正解数が欲しいところです。
この25問以上の正解数を取る為には、比較的簡単なセクション1,2をほぼ全問正解できるようになる必要があります。それほどセクション3,4の難易度は高いです。
まずはセクション1,2を全問正解できるまで、やり込むことが必要です。
カタカナでメモ
IELTSでは問題に入る前に詰問や選択肢を確認する時間が設けられている他、答案用紙にメモしてもいいことになっています。試験時間は30分なのですが、30分経過してから答案用紙に書き込んだ答えを解答用紙に写すための時間が10分設定されています。
特にセクション3,4では複数人の登場人物がいたり、専門的な会話で難易度が上がる為、普段書き慣れていない英語で回答するより、まずはカタカナで書き込み、最後の10分でスペルミスなどが無いよう落ち着いて回答しましょう。
まずはIELTS頻出単語を覚える
知らない単語は例え聞き取れても意味が分からないので、リスニングのスコアを上げるには単語力を上げることがまず必要になります。
また、問題を読むうえでリーディングの能力も必要となってきます。
特にIELTSでは日常生活ではあまり使わないような、学術的な単語も多く登場しますので、IELTSの試験で登場することが多い単語を重点的に覚えていきましょう。
リスニング強化のためには単語のスペルや意味だけでなく、音声で音もしっかり確認するようにしましょう。
イギリス英語を聞き込む
IELTSのリスニングでは英語圏の色んな国の英語が混ざっているものの、メインはやっぱりイギリス英語です。
アメリカ英語の教材やテレビ番組などでリスニングを勉強している場合、耳慣れないイギリス英語に戸惑ってしまうこともあり得ます。
例えば”00”をダブルオーと発音するなど、イギリス英語に慣れておく必要があります。
IELTSを受けると決めたら、イギリス英語を重点的に聞き込むようにしたいですね。
IELTSの練習問題を沢山解く
スコアを上げるにはIELTSのリスニング問題の形式を沢山解いて練習することも重要です。
答えを記入する問題の場合複数形のところを単数形で書くだけでアウトになりますが、そういったシビアなところにも慣れて本番で対応できるようにしておかないといけません。
試験を効率よく説いていくための自分なりのやりかたをつかむためにも、模擬問題や本番と同じ形式の問題を解ける問題集や参考書を用意してくださいね。
IELTSのリスニングの学習に最適な参考書とサイト
最後になりますがIELTSのリスニングの学習をするのにおすすめの参考書やサイトを紹介していきます。
IELTSの対策には全パートが練習できる公式問題集が必須ですが、これはすでにやっているという前提でそれ以外のものを見ていきましょう。公式問題集を持っていない方は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:IELTSの試験対策におすすめの参考書!選び方もあわせて紹介
また、このIELTSのリスニング用の参考書はIELTS以外にも活躍します。
様々な用途で利用することができるでしょう。
参考書:パーフェクト攻略IELTSリスニング 新装版
『パーフェクト攻略IELTSリスニング 新装版』は本番と同じ形式のリスニング問題が4回の試験分収録されています。
試験さながらの緊張感で時間も測りながら取り組むことで、本番での対応力を鍛えることができますよ。
音声はダウンロードすることができます。
参考書:Listening for IELTS (Collins English for Exams)
『Listening for Ielts (Collins English for Exams)』はIELTSのリスニングの各セッションの練習問題を沢山解くことができます。
英語で書かれた参考書で解説なども全部英語になっています。
2枚の付属CDでリスニング問題の音声をたっぷり聞き込むことができます。
参考書:Cambridge Vocabulary for IELTS Advanced with Answers and Audio CD
『Cambridge Vocabulary for IELTS Advanced with Answers and Audio CD』ではIELTSの試験で6.5をとるために必要な単語が網羅されています。
問題を解きながら単語が覚えられるようになっていて、リスニング対策ができるCDもついていますよ。
サイト:BBC SOUNDS
机に向かう以外の時間に英語を気軽に聞きたいと考えている方におすすめなのがBBCのラジオ番組が聞ける『BBC SOUNDS』のサイトです。
IELTSでは色んな鉛も含まれているもののイギリス英語がメインになるので、BBCでどっぷりとイギリス英語に親しんでくださいね。
番外編:Youtube
IELTSのリスニングは勿論、問題になれることも重要ですが、結局は聞き取れるか、聞き取れないかです。
Youtubeなどで、様々な英語を日頃から聞くことをお勧めします。
関連記事:英語学習がもっと面白くなるYoutube4選!【もちろん無料!】
番外編:飛躍的なスコアアップ
短期間で飛躍的にスコアをアップしたいという方にはオンライン英会話が最もおススメです。
リスニングに限らず、スピーキングも一緒に英語の基礎能力を飛躍的に上げられ、比較的安価で学べます。
無料体験もあるので、自分に合っているか試してみるのも一つの手でしょう。
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まとめ
IELTSのリスニングは学術的な内容を理解する必要がある点と、記述式の問題では大文字か小文字かや単数形化複数形かなど相当正確に聞き取らないといけない点で難しいです。
スコアを上げるためには単語力を上げながら練習問題で形式に慣れていくことが大切になりますよ。
ここで紹介した教材などを参考にしながら、対策に取り組んで行ってくださいね。