みなさんは、英単語を覚えるのに苦労していませんか?
- 単語を覚えてもすぐ忘れてしまう
- 退屈でなかなか気が進まない
- 量が多くてやりたくない
上記のように思っている方は多いですよね。
そこで今回は、そんな単語を簡単に覚えるためのポイントについて説明していきます。
これらを意識すれば、今までよりはるかに簡単に単語を覚えられるようになるはずです。
英単語を覚えるときの3つのポイント
英単語を最短で覚えるために、意識すべきポイントには次の3つがあります。
- 見ている時間より見る回数を増やす
- 1つの単語を1つの意味で覚える
- 音声を使って覚える
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
見ている時間よりも見る回数を増やす
例えば、英単語の勉強時間を1日30分とろうと思ったら、多くの受験生はまとめて30分勉強できる時間をとろうとしますよね。
しかし、英単語を効率よく覚えたいのであれば、大事なのは「見る時間」ではなく「見る回数」です。
1分しか時間がとれなかったとしても、最低でも1個の英単語と意味は見ることはできます。
英単語とその意味を見るだけなら、1単語あたり2〜3秒で反復することができるでしょう。
とくにどうしても覚えられない単語があるのなら
- 朝起きて1回見る
- ご飯を食べる前に1回見る
- ご飯を食べた後に1回見る
- 学校に来て1回見る
- 寝る前に1回見る。
と、1日の中で何度も見ることで自然と覚えることができます。
時間をかけてずっと見ていたら覚えられるかといったらそうではありません。
最初と最後に見た部分が、人の記憶には強く残ります。
「暗記が苦手です」「暗記力がないんです」と言う受験生に限って時間をかけてぼうっと見ていることが多いです。
特に覚えられないと思っている単語も、1日に7回見ることを1週間続ければ、49回見ることになります。
50回近くも見れば誰でも絶対に覚えられます。
同じ30分でも、ずっと同じ単語を見続けるのと、何回かに回数を分けて英単語を見て合計30分見るのとでは、後者の方が圧倒的に記憶に残ります。
なので、とにかく見る時間よりも見る回数を増やすことが大事です。
1つの単語を1つの意味で覚える
多くの英単語帳には、1つの英単語に対して派生語・類義語・反対語など、様々な関連語が掲載されています。
しかし、単語の勉強を始めたばかりのときに、関連語まで覚えるのはあまりおすすめしません。
もちろん見るぶんには構いませんが、一回で全て覚える必要はありません。
というのも、暗記がなかなか進まない受験生は、関連語も覚えようとしてしまうために、かえって負担になって進めるのが遅くなっていることが多いからです。
1つの単語に対して、派生語・類義語・反対語も覚えようとしたら、最低でも四語覚える必要がでてきます。
それならむしろ、1つの単語に対して、1つの意味を確実に覚えて次に進むことをおすすめします。
余計なことをやるとどうしても時間がかかりますし、複数の意味を覚えていても語彙数が少ない受験生と、一語一義でも語彙数が豊富な受験生だったら、絶対に後者の方が成績が上がります。
最初から余計な回り道をせずに、まずは一語一義で着実に覚えていきましょう。
音声を使って覚える
英単語を覚えようとするとき、多くの人は単語帳を見たり単語カードを使ったりと “目” を中心とした方法をとっているかと思います。
もちろんそれはそれで効果はあるのですが、ここでおすすめしたいのが “耳を使う” ということ。
そしてこれは特に隙間時間に取り組んでほしい方法です。
電車に乗っている時間や通学で歩いている時間など、私たちには隙間時間というものが1日の中で意外に多くあるものです。 そしてこれらの時間は、積み重なっていくと非常に膨大になります。
しかし、たとえば満員電車ですとそもそも単語帳を開きにくいでしょうし、歩きながら単語帳を読むのはあまりにも危険です。
つまり、目を使った学習というのは意外と隙間時間を有効活用しづらいのです。
そこでぜひ取り組んでほしいのが、単語帳の音源を聞いて覚えていくということ。
たとえ手がふさがっていたとしても、満員電車の中にいたとしても、走っている最中であったとしても、耳を使って聞くことは可能でしょう。
見るだけではなかなか覚えられなくても、耳で聞いたり発音したりとさまざまな角度からアプローチすれば、そのぶん早く覚えることができるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ぜひ、今回紹介した3つのポイントを意識して単語の勉強をしてみてください。
きっと、これまでよりはるかに簡単に単語を覚えられるようになるはずです。