- お腹がチクチクする
- 頭がズキズキする
- ピカピカに磨く
日本語で当たり前に使っている、擬音語。
それでは英語で何というかご存知ですか?
実はこのようなオノマトペは、英語でも多く存在します。
ちなみに、擬音語と擬態語を表すオノマトペですが、英語でonomatopoeiaと言います。
よく使う英語のオノマトペを覚えることで、英語での会話をもっと楽しく豊かにしてくれますよ!
日本人は案外知らない?英語の擬音語
日本語には数多くの擬音語が存在します。
中には、他の言語には無いような、独特の擬音語も。
例えば、無音を表す「シーン」と言う擬音語も、外国人からすると、便利だけれど不思議な存在であるようです。
私たちはそんな日本語の多様なオノマトペに慣れているせいか、英語で表現する際どのように使えばよいのか混乱してしまう人も多くいらっしゃるようです。
なぜなら、その擬音の単語が、日本語と同じように単語としてではなく、英語では形容詞や動詞として使用されることが多くあることが原因の一つです。
こちらでご紹介する会話での頻出擬音語をいくつか覚え、もっと英会話を楽しんでみてください。
擬音語でより英語表現は豊かになる!
先ほどもご紹介したとおり、英語の擬音語を覚えて使うことは、英語での会話をより豊かにしてくれます。
例えば、日本語の会話の中で「緊張している?」と聞かれたときに「はい。心臓の鼓動が通常よりも早まっています。」と回答する人はいませんよね。
「はい、ドキドキしています。」といったほうが、相手にも自分の状況がよく伝わるのではないでしょうか。
英語でも、病院などで症状を聞かれたときに、頭の内部を鈍器で殴られたような痛みですと伝えるよりも、My head is pounding.(頭がガンガンする)と伝えたほうが、お医者さんにもわかりやすいでしょう。
日常でよく使う擬音語一覧
それでは実際によく使う擬音語をいくつかご紹介していきます。
これから紹介する英語の読み方や発音方法が分からない場合は読み上げサイトを利用すると便利です。
関連記事:完全無料、英語の読み上げおすすめサイト紹介!リスニングの学習にも便利
体の状態を表す擬音語
- キリキリ sharp pain
- ガンガン pounding
- ズキズキ Throbbing
- ヒリヒリ tingling
- ゴホゴホ cough
使い方の例
I have a sharp pain in my stomach.
胃がキリキリする。
I have a throbbing head.
頭がズキズキする。
※病院などで現在の状況を説明する際に役立つこれらの表現。
擬音語表現よりも、「~のような痛み」と他の言葉に置き換えて表現することが多くあります。
感情を表す擬音語
- ワクワク excited
- ドキドキ heart beating
- ソワソワ fidget
- イライラ excited
使い方の例
He was a little bit irritated.
彼は少しイライラしていた。
My heart beats very fast.
すごくドキドキしている。
※感情を表す擬音語は、自分の気持ちを表現する重要なツールです。日常会話でもよく使います。
動物の鳴き声
- ワンワン bow-wow
- ニャーニャー meow
- ピヨピヨ cheep
- コケコッコ cock-a-doodle-doo
- ガオー roar
使い方の例
My cat is mewing on the sofa.
猫がソファーで鳴いている。
This toy cheeps when pushed in the face.
このおもちゃはぴよぴよと可愛い声がします。
※動物の鳴き声は、日本語の擬音語のように、単語を繰り返すものもあれば、Borking(犬が吠える様子)のように、動詞として使われることも多くあります。
子供の絵本や育児で使う鳴き声は、繰り返す擬音語が良く使われます。
物の状態を表す擬音語
- ポタポタ fluttering drip
- バラバラ scattered
- ビリビリ tore、rip
- ボロボロ ragged
- ガタガタ rattle
使い方の例
She tore the letter.
彼女は手紙をビリビリに破いた。
I think it’s dripping from upstairs.
このポタポタという音は二階からだろう。
※物の状態を表す擬音語は、動詞や形容詞として使われることが多くあります。
日本語のように、音で物の状態を表すことはあまり一般的ではないようです。
食感などを表す擬音語
- サクサク crispy
- ベトベト Sticky
- ポリポリ crunchy
- フワフワ fluffy
- ドロドロ muddy
- ザラザラ sandy
使い方の例
I love fluffy pancakes.
私はフワフワなパンケーキが好きです。
This cookie is thin and crispy.
このクッキーはサクサクしている。
※食感などの擬音語の多くは形容詞として、単語の前に置かれます。fluffy pancakesなどがその例です。
その他の日常会話で使う擬音語
- ウロウロ wander around
- ぺちゃくちゃ babble
- ぶつぶつ grunt
- ジロジロ stare
- ニヤニヤ grinning
使い方の例
A policeman was wandering around his house.
警察官が彼の家の周りをウロウロしていた
It is rude to stare at strangers.
じろじろと人の顔を見るのは失礼にあたる
※物の状態を表す擬音語と同様に、動詞や形容詞として使われることが大半です。
この日常会話で使われる擬音語は、ネイティブもよく使用するワードなので、是非覚えて使ってみてください。
擬音語は会話をより弾ませるスパイスに
今回は会話の中でよく使う擬音語の表現について、いくつかご紹介しました。
英語では、擬音語を音で表現する日本語とは異なり、動詞や形容詞といった形で擬音語表現をすることが多いです。
日本語の擬音語は世界でも珍しいほどの多様な音で表現されていることが、英語と比較することで分かりますね。
こちらで紹介した以外にも、多くの擬音語表現が存在しますが、英語の会話で擬音語表現を使うことでより会話が弾むきっかけになると思います。
擬音語表現は独特の言い回しが多く、英会話になれていない方が聞き取ると、意味が分からないものもあります。
しかし、少しずつ覚えていくことで、英語の表現のクセのようなものがわかり、会話をもっと楽しめるようになるますので、是非こちらの記事も参考に擬音語表現を学んでみてくださいね。