ビジネスで使える英語ってどんなレベル?

英語学習

いつか英語を使って仕事がしたい、英語を学んでより良い仕事に転職したい。

そのような思いで日々英会話教室に通ったり、TOEICの試験勉強に勤しんだりする方々は多いと思います。

でも、自分の英語がどこまで通用するのか分からず応募をためらってしまう、TOEICのスコアをどこまで伸ばせば良いのか分からずモチベーションが保てない、そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、皆様のお悩みを解決し、1人でも多くの方に英語を使う仕事に挑戦して頂くため、「ビジネスレベルの英語」が実際どのようなもので、どう身に着けてゆけば良いのかをまとめました。

この記事を書いた人
Kento

経歴
・2012年:単独海外へ留学
・2016年:現地の学校卒業(Diploma of Business)
・2017年:現地の会社へ就職で毎日英語を使い仕事
・現在海外生活10年以上
元々be動詞すら分からなかった英語レベルからオンライン英会話、アプリ、学校などを利用し、現在では海外の学校を卒業後、就職の為IELTSを取得し海外の会社に就職できる英語力までなりました。
この経験を元に英語学習者にとって有益な情報を発信しています。

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ビジネスレベルの英語を身に着けよう

外国籍の友人と色々雑談出来るようになった、海外旅行で買い物が出来るようになった、簡単な本が読めるようになった等、英語を日々勉強する中で成果を実感するタイミングがあったかと思います。

しかし、今は非常に辛い状況です。

コロナウイルスの影響で海外旅行も国際交流も、何もかもが制限されており、英語を使う機会が減った人も多いと思います。

そこで、視点を変えてみましょう。

困難を抱えつつも、多くの企業は営業を続け、商品の輸出入も国際会議も当たり前のように行われています。

国境を超えたビジネスは動き続けているのです。

ビジネスで使える英語を身に着け、それを使って仕事することに目を向けてみるのはどうでしょうか。

ビジネスレベルの英語が広める可能性

ビジネスレベルの英語を習得することで、可能性は大きく広まります。

2020年8月現在、転職市場はやや冷え込み気味ですが、その中で最も有利に働くビジネススキルとして英語力が挙げられています。

英語を必須とする求人の多くに「ビジネスレベルの英語力」といった条件が記載されており、クライアントやサプライヤーとの折衝、技術資料の翻訳等、様々な形で英語を使うことが期待されています。

私も転職を経験しておりますが、ビジネスレベルで英語を使用した経験は転職活動の際、多くの企業でプラスの評価をして頂きました。

また、現職では外資系の重要なクライアントに関する業務を任されるようになり、英語力を活かして様々な国籍、居住地の方との折衝を行っております。

外資系のクライアントの場合、窓口となる担当者は日本語を理解する方でも、その上司や関係部門の方は英語のみを使用しているといったことは珍しくありません。

英語を使えることが顧客との信頼関係の構築に大いに役立っております。

ビジネスレベルの英語力とは?

ビジネスレベルの英語力とはどのようなものでしょうか。

この事に関してのネット上の意見はまちまちで、高校英語で十分通じるといった話もあれば語学留学程度では無理、といった辛口のコメントもありますが、広く知られた客観的な指標として参考になるのは、TOEICのスコアです。

スコアを5段階評価したPROFICIENCY SCAREでB評価(730~860点)の場合、「どんな状況でも適切にコミュニケーションが出来る素地を備えている」と書かれています。

ビジネスレベルの英語力を求める求人ではしばしば「TOEIC700点、もしくは730点以上」とあり、この辺りが一つの目安ではないでしょうか。

私が英語を使う仕事を始めた際、TOEICは700点~800点の間でしたが、当初はかなり苦労し、それだけでは通用しないことを痛感しました。

しかし、徐々に英語に慣れ、また、読み書きを中心とした学習を行った結果、半年後にはメール作成や技術文書の翻訳といった業務をこなせるようになり、自身の英語がある程度ビジネスで使いこなせるレベルになったことを実感しました。

ビジネスで役立つ英語の勉強法

ビジネスレベルの英語力まであと一歩、といった方がレベルを上げるため、効果的な勉強法として以下の2点を挙げたいと思います。

  • ビジネスに特有の言い回しを覚えること
  • 短い時間で文章を読む訓練をすること
  • グループレッスンへの参加

ビジネス特有の言い回しを覚えることは非常に重要です。

例えばクライアントに何かをお願いするときに”Please”を着けるとかなり高飛車なニュアンスになります。

“I would appreciate it if you could~”等の表現が好まれます。

一見難しい表現にも見えますが、汎用性が高いため一度覚えれば色々なケースに使用できます。

難解な単語もそこまで出てこないので、参考書等で勉強、もしくは実際の文章や会話に触れて覚えるのが良いと思われます。

また、長い文章を短い時間で読む訓練も重要です。

TOEICで高得点を目指す際にも必要なスキルですが、ビジネスで英語を使う場合、職種によっては大量の文書を読み、その中から必要な情報のみを抽出する必要があります。

日頃から英語のニュースサイト(BBC等の堅いものでも、SoraNews24等のカジュアルなものでも構いません)に目を通し、日本語と同じように読む習慣をつけることをお勧めします。

会話に関してはグループレッスンやフリートークへの参加をお勧めします。

ネイティブと1対1の場合、講師の方が意図を汲んでくれることが多いのですが、複数名の場に参加する場合、より簡潔で分かりやすい説明が必要になります。

自身も参加しておりますが、ビジネスの場ではノンネイティブとのやりとりも多く、また、他の参加者の表現も参考になるため、非常に役立っています。

まとめ

世界を相手に仕事が出来る人がビジネスでは求められており、ビジネス英語を身に着けることによって、自身の可能性が大いに広まります。

ビジネスレベルの英語を身に着けるためにはTOEICのスコアに加えて英語を使うことを念頭においた勉強を行うことが重要です。

この記事を読んで、1人でも多くの方がビジネスレベルの英語を身に着け、可能性を広めて頂くことを祈っています。

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