英語の名前の順番は「名」「姓」がおススメ!

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英語で名前を書いた経験のある方も多いことでしょう。

そこで、「名」と「姓」どちらを先に書いたか記憶にありますか?

昔の教科書では「名」「姓」と書いてありますが、最近、日本政府は「姓」「名」に統一するとの方針を決めました。

一体どちらが良いのでしょうか。

この記事では、英語の名前の順番表記についてそのルールを説明し、皆様が実際に使う際、どう判断すれば良いのかをまとめました。

この記事を書いた人
Kento

経歴
・2012年:単独海外へ留学
・2016年:現地の学校卒業(Diploma of Business)
・2017年:現地の会社へ就職で毎日英語を使い仕事
・現在海外生活10年以上
元々be動詞すら分からなかった英語レベルからオンライン英会話、アプリ、学校などを利用し、現在では海外の学校を卒業後、就職の為IELTSを取得し海外の会社に就職できる英語力までなりました。
この経験を元に英語学習者にとって有益な情報を発信しています。

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英語の名前表記は「名」「姓」の順が便利

英語で名前を書く必要になったとき、「名」「姓」と「姓」「名」の順番どちらが書くのが便利でしょうか。

色々な意見があると思いますが、私は「姓」「名」の表記を強くお勧めします。

日本政府の見解とは異なりますが、こちらが圧倒的に便利です。

英語圏では「名」「姓」がスタンダード

どうして英語で名前を書く際、「名」「姓」の順番が便利なのでしょうか。

それは、非常にシンプルな話で、「姓」「名」の順番が世界で広く用いられているからです。

英語で「名」をFirst Nameと呼びますが、「名」は個人を特定するための第一の名前という考え方です。

それに対して「姓」はLast NameもしくはFamily Nameとなり、より広い集団の中で個人を特定するための名前という考え方になります。

この考え方に沿うのであれば、「名」「姓」の順番で表記することが自然といえるでしょう。

海外で活躍されている日本ルーツの方を例に挙げると、有名なテニスプレーヤーの大坂なおみ氏も英語表記はNaomi(名)Osaka(姓)でほぼ統一されており、ノーベル文学賞受賞者の石黒一雄氏も表記はKauzo(名) Ishiguro(姓)で統一されています。

逆の表記はほとんど見当たりません。

海外の方から英語で名前を教えられた時、基本的には「名」「姓」の順番で紹介していると考えて良いでしょう。

「姓」「名」でもOK?

最近、日本では「姓」「名」で使うことが勧められるようになりました。

公式な書き方、と言っても良いでしょう。

~家に属する~ですといった考え方をベースにしています。

家の考え方を重視する中国や韓国でも同じように英語では「姓」「名」の順番で表記しており、少数派ですが決して珍しくはありません。(先の大坂なおみ氏も香港の大会ではOsaka Naomi表記になっていました)

しかし、実際には不便なことが発生します。

First NameとFamily Nameを分けて記載する欄があれば良いのですが、多くの場合、名字と名前を逆に理解されてしまいます。

日本人の立場としても、海外の方の名前を見た際、ある程度慣れ親しんだ国でなければ「名」と「姓」の判断は難しいでしょう。

海外の方から見た場合も同様で、特に名字も名前も種類の多い日本人は判別が難しい部類に入ります。

仕事でもプライベートでも、ある程度関係を進めてゆく中でお互いをFirst Nameで呼ぶような機会は出てくるのですが、相手に勘違いされたままでいると、こちらは「名」で呼んでいるのに相手は「姓」で呼び続ける、といった現象が起きます。

勿論、説明すれば理解して頂けるのですが、色々と面倒です。(個人的な経験としては、特に弊害がない場合はそのまま続けてしまうことがあります)

「姓」「名」だけじゃない、英語の名前と順番

英語で仕事をしていると、時に「姓」「名」だけでない名前を見ることがあります。例えば、有名なハリウッドスター、ブラッド・ピットの本名は以下の通りです。

William Bradley Pitt(ウィリアム・ブラッドレー・ピット)

Bradleyの前にWilliamといった表記があります。

これはどういうことでしょうか。

実は、ブラッド(Bradley)は名字ではなく、名と姓との間に挟まる名前、ミドルネームです。

ミドルネームは元々洗礼名(キリスト教の洗礼を受けた時に授かった名前)であったのですが、現在では洗礼名に限らず、同姓同名の多い英語圏での識別も兼ねて広く用いられています。

ビジネスシーンではあまり目にする機会は多くないかもしれません。

また、名前の前に次のような表記を見たこともあるでしょう。

  • Sir Arthur Conan Doyle(サー・アーサー・コナン・ドイル)…「シャーロックホームズ」の作者
  • Dr. Watson(ワトソン博士)

日本ではあまり馴染みはがないのですが、貴族の称号や博士号を持っている人物に対して、敬称として文頭にSirやDr、Ph.D等を「名」の前に付けます。

これはMr.やMs.とほぼ一緒の考え方です。

また、中国系の方の場合、本名とは別に、英語名を付けることがあります。

香港出身のアクションスター、ジャッキー・チェンの場合、英語では以下のように表記します。

Jackie Chan Kong Sang(陳港生)

“Chan Kong Sang”が中国名ですが、 その前に英語名としての“Jackie”が付いています。

中国語の発音が英語圏の方に判りづらいため、英語名を付けるそうです。

他に著名な方の例を2つ挙げます。

  • “Jack” Ma(馬雲、アリババの創業者)
  • “Constance” Tianming Wu(呉恬敏、映画「クレイジー・リッチ!」の主演女優)

ビジネスで複数の中国系の方とお会いしたことがあるのですが、何人か実際に使っている方がいらっしゃいました。

まとめ

英語で名前を書く際は、国際的に広く用いられている「名」「姓」の順で書くことをお勧めします。

色々な文化や国籍がある中で、よく使われている方に合わせる方が合理的です。

また、世界には「名」「姓」の他にも名前があり、そちらも決まった順序で記載されています。

皆様が海外の方と知り合い、自分の名前を英語で書く、そんな機会が少しでも多くなることを祈っております。

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