2021年東京では、年が明けてから、緊急事態宣言となりました。6月現在でも緊急事態宣言中であり、いつ解除になるのか、ワクチン接種はいつになるのかなど、なかなか先は見えません。
そんな中、コロナ禍の緊急事態宣言は、外食産業の業績を悪化させました。
今回の調査は、コロナ禍における外食について、外食の頻度、一回あたりに外食に使う金額の増減、外食の優先順位や他に優先しているものについてアンケートを行いました。
回答者詳細(男女比、年代別データ)
- 調査期間:2021年4月~5月
- 調査方法:オンラインアンケート
- 有効回答者数:500人
今回の調査には、10代から60代までの男女500人を対象に調査を行いました。
今回の調査に協力していただいた回答者情報です。
男性27.6%、女性72.4%となっております。年代別のデータでは、30代が37.8%と最も多く、40代が27.6%となっており、その次に20代となっており全体の86.4%を20代から40代で占めています。
デートで行きたい外食ランキング
最初のアンケートとして、コロナの影響は関係なく、単純に「デートで行きたい外食ランキング」のアンケートを調査しました。
1位:お寿司 2位:イタリアン 3位:焼肉 というランキングになりました。この1~3位は圧倒的な人気がありました。
楽しかった外食ですが、コロナの影響はどのくらい大きかったのでしょうか。次から一緒に見ていきましょう。
コロナ禍で外食の頻度と金額について
緊急事態宣言で、飲食店の酒類の提供が禁止となりました。また時短営業の要請もあります。外食に対する消費マインドは、どのくらい変わってしまったのでしょうか。
外食に行く頻度は、9割の人が減ったと回答しました。
1回あたりに外食に使う金額は、変わらないが最も多く66%で、減ったが27.6%で、増えたが6%います。
減った大きな要因として、酒類の提供がなくなったことによる、酒代とそのツマミ代が減った理由としてあげられます。外食に行く頻度は、9割の人が減ったと回答し、その1回あたりの金額も、酒とツマミ代が減ったというのが、平均的な数字となっています。
次に、外食した場合、一人あたりのランチとディナーの予算上限は、いくらでしょうか。
ランチは、1000円台が上限と回答する人が約半分でした。
ディナーは、グラフをみてわかるように、各金額ともばらつきがあります。6000円以上と回答する人が多かったです。
「たまにしか外食に行かなくなったので、ちょっと高めのものを食べるようにしている。」という意見が目立ちました。
コロナ禍で外食の優先順位と他に優先しているもの
最後にコロナ禍で、外食の優先順位は変わったのでしょうか。また、変わったならば、外食に変わって何を優先しているのでしょうか。
約8割の人が、優先順位は変わったと回答しました。変わったと回答した人はすべて、優先順位が下がったという回答でした。
その代わり、家での食事、調理家電、VODなど家時間を楽しむことの優先順位があがりました。
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まとめ
調査結果
- 約9割の人は、外食の頻度が減った。また1回あたり外食に使う金額も-2,247円/回となり、酒代とツマミ代が減額の大きな要因であった。
- ランチの予算上限額は、平均1,558円、ディナーの予算上限額は、3,288円であった。ディナーを外食することが減ったので、少し高い予算にしているという人が多くいました。
- 外食の優先度について、8割の人が下がったと回答しました。その分お家時間を充実させることの優先度があがりました。
アンケートをまとめていて、外食産業の売り上げ減や、消費マインドの落ち込みを感じました。具体的なパーセンテージや、平均金額など算出できたので、本記事は、有意義な結果を得たと思います。
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