海外の大学へ留学する、あるいは移住を考えている場合、IELTSスコアが求められることが増えてきました。
でも、どうやって試験の申し込みをすればいいのか、申込は日本語で書いていいのかなど疑問がいろいろあると思います。
ここでは、試験の申し込み入力方法を丁寧に説明します。
やってみると簡単なので、以下を参考に試験準備を進めてくださいね。
この記事を書いている筆者はIELTSが主流なオーストラリアに現在8年間住んでおり、以前に10回ほどIELTSを受けたことがあります。VISAの更新などの度に受ける必要がある為、申請などの流れは熟知しております。
この記事に書いてある内容に注意しながら申請すれば、申請時の失敗などは避けられるでしょう。
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IELTSの申し込みから試験会場確認までの流れ
申し込みに必要な書類および情報
IELTSに申し込むために事前に必要なものは以下です。
- パスポート(受験時に有効期限以内のもの)
- 受験料: 25,380円
※注意: 2020年8月以降、コンピュータでテストを受ける場合26,400円になります。ペーパーテストは従来と変更ありません。
申し込みの流れ
IELTSの申し込みから受験までは以下の流れになります。難しくはないので、一つ一つこなしていきましょう。
- パスポートを取得する
- インターネットから受験の申し込み
- 受験料納付(クレジットカード支払いが便利)
- 受験情報受領(メール、またはマイページで確認)
- テストを受ける
IELTSに申し込んでみよう
IELTSの試験申し込みができるサイト
テストの申し込みは以下のサイトからできます。
主催団体のBritish councilやIDPよりも、英検協会やJSAF、バークレーハウスの方がユーザフレンドリーな入力フォームになっています。
英検協会
特徴: ペーパーテストのみ。開催日、開催地が多い。
後半でこの英検協会のサイトをベースに申請方法を解説しているので、とくにこだわりが無ければここから申請して良いでしょう。
公式サイトはこちら
JSAF(日本スタディアブロードファウンデーション)
特徴: ペーパーテストとコンピュータテスト両方が選択できる。開催地、開催日は限られる
公式サイトはこちら
バークレーハウス公式テストセンター
特徴: コンピュータのみ。開催場所は東京都大阪に限定される
公式サイトはこちら
IDP Japan
IELTS主催団体であるIDPの日本オフィス
公式サイトはこちら
British council
IELTS主催団体。ペーパーテストの申し込みは英検協会のページへ誘導される。
公式サイトはこちら
IELTSの申し込み書の書き方
ここでは、英検協会から申し込む場合を解説します。他の申し込みサイトの場合、入力フォームは異なりますが、必要な情報は同じです。
なお、IELTSの主催は英国、オーストラリアの団体なので、名前、現住所などすべて英語で表記して登録する必要があります。職業や最終学歴なども英語ですが、リストから選択できるようになっていますので、当てはまるものを選べば大丈夫です。
受験情報
- 受験地: リストから希望する受験地を選択する
- 受験モジュール: 留学ならAcademic、移民や就職ならGeneral
- 希望受験日: 定員いっぱいになると選択できないように色が変わっている
受験者情報
項目 | 解説 |
IELTS ID | 新規登録する場合は6文字以上12文字以下。英数字のみ、記号不可。すでに持っている場合は以下の入力を省略できる |
パスワード | 6文字以上12文字以下。英数字のみ、記号不可 |
肩書 | Mr、Ms.など敬称 |
氏名 | 氏family name -> 名first nameの順なので注意 |
住所 | 県、市、町名はすべて英語表記する |
電話番号 | ハイフンはなくてもよいが、あったほうが読みまちがいが減る |
メールアドレス | 受験情報が受け取れる有効なアドレスを登録する |
メールによる情報配信 | Noでもテスト申し込み情報はとどく。定期的な試験情報を受け取りたいかでYES/Noを選ぶ |
連絡方法 | 特に理由がなければEMAILを選択。何かあったときのやりとりを文字に残した方がよい |
生年月日 | パスポート記載の情報と合致している必要がある |
性別 | パスポート上の性別を記載する |
パスポート番号 | 間違えているとテスト当日拒否されますので正しく登録してください |
パスポート有効期限 | テスト日に有効である必要があります |
国籍 | 試験で使用するパスポートに記載の国籍を入力してください |
母国語 | 自分の第一言語を選択すればよいです。とくに問題なければ日本語を選択 |
職業 | もっとも近いものを選択する。主夫主婦はOtherを選択 |
職業レベル | 自営業、経営者、上級従業員(=管理職)、従業員、使用人、学生など自分の職業にもっとも近いものを選択する。主夫主婦はOtherを選択 |
学校名/勤務先名 | 正式名称で入力したほうがよい。無職の場合はnon-workerなどなんらかの入力が必要 |
受験理由 | もっとも自分の目的に近いものを選択する |
渡航予定国 | あとで変更になる場合もあるので、予定でよい |
過去のIELTS受験履歴 | 経験があれば、過去の受験地、受験日を入力 |
英語学習をどこで行っているか | 任意質問なのでat School、On-job、Self-studyなどもっとも長い時間英語を学習している場所、スタイルを記載する |
最終学歴 | secondary up to 16 years=中学卒業 secondary 16 -19 years=高校卒業 degree or equivalent=学位修了、大学卒業 post-graduate=大学院修了、博士課程修了 |
英語の学習年数 | おおよそでよい |
受験確認書の言語 | 母国語が日本語なら、日本語で確認したほうがよい |
成績証明書原本のお届け先
- 氏名: 届け先が日本国内なら日本語。郵便屋さんがわかりやすい言語で記載したほうが良い。
- 郵便番号: 届け先郵便番号
- 住所: 届け先が日本国内なら日本語。郵便屋さんがわかりやすい言語で記載したほうが良い。
規約と免責事項への合意
最後に規約と免責事項について合意する。チェックボックスがOnにならないと次へ進むことができない。
以上で申し込みフォームへの入力は終了です。
受験料納付
申し込みと同時にクレジットカード決済するのがもっとも簡単な方法です。自分の名義でなくても、親の名義のクレジットカードでも支払い可能です。
もちろん、親の承諾の下で使用してください。
コンビニ(ローソン・ミニストップ・セイコーマート・ファミリーマート)払い、郵ちょATMでの支払いも選択可能です。
IELTSの試験日と試験会場の確認方法
申し込んだテスト日の15日前からマイページで自分のテスト日、テスト会場が確認できます。試験会場も記載されているはずですが、もし不明点があれば申し込みをした主催団体に自分の受験番号を伝え、会場を確認してください。
申し込み時の注意点
パスポート期限
試験を受けるためには有効期限内のパスポートが必要です。申し込み時は有効期限以内でも、試験当日有効期限切れになっている場合は受験ができません。
VISA取得のためのパスポート提出
VISAを取得するためには、パスポートを当該国の大使館に提出する必要があります。
VISA申請する場合は試験までの日数を考慮するか、留学までに十分時間があるなら試験後にVISA申請するとよいでしょう。
もし試験当日までにパスポートが手元に戻っていない場合は試験は受けれず、キャンセルになります。
なお、この場合は手数料6,300円を差し引いた残りの受験料が返金されます。
英検協会以外からの申し込みについて
今回は英検協会から申し込む方法について解説しましたが、JSAF、バークレー校などから申し込んだ場合は、コンピュータ受験が選択できたり、申し込み変更の期限が異なります。
詳細は各主催団体のホームページを参照ください。
まとめ
いかがでしたか?IELTSの試験申し込みはできましたか? やってみたら意外と簡単でしょう。
さて、申し込みができて安心せずに、次は試験対策に取り掛かりましょう。IELTSは試験を受けるチャンスは何度もありますが、受験料が結構高いですよね。
試験内容を理解して、なるべく少ない回数で合格ラインのスコアを取りましょう。
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