留学をするとなると必ず一度は耳にするIELTS。
受験を考えている人は多いでしょう。
その中でも日本人は一番リーディングが得意だと言われています。
しかし、IELTSのテスト自体の難易度は非常に高くなっており、リーディングもしっかり勉強する必要があります。
この記事は実際にIELTSのリーディングを5.5~7.0まで上げたライターと、海外に8年間住む管理人KentoがIELTSのリーディングの学習方法を紹介しております。
IELTSのリーディングは勉強法が大切
IELTSで高得点を取るためには、勉強法が大切です。
IELTSは大学に入るための英語力を測るテストです。
そのため、問題形式や内容は、日本人に馴染みのある受験英語、TOEIC、英検のいずれとも異なります。
今回紹介する勉強方法がお勧めである理由は以下の通りです。
- テスト対策に特化の勉強が必要
- 5.5→7.0まであげた経歴
それでは順番に詳しく説明します。
テスト対策に特化の勉強が必要
IELTSはテストです。
IELTS特有の問題形式があり、評価基準があります。
そのため、IELTSのための攻略方法もあるのです。
そして4技能全ての対策をする必要があること、またそのすべての難易度が高いことから、効率の良い勉強法をする必要があります。
格段に点数が上がった(実体験,5.5→7.0まであげた経歴)
正しい努力をすれば誰でも点数を上げることができます。私は英語の勉強を始めたのは中学一年生で、いわゆる純ジャパです。
しかし、この勉強法で高校一年生に5.5だったリーディングの点数を半年で7.0まであげることができました。
精読は様々なところで紹介されている有名な方法なので、それをIELTSのテスト方式と組み合わせることで飛躍的な効果を生むことができます。
実際の勉強法
ここからは実際の勉強方法です。
- 英文法を中学レベルまで
- 単語帳を行う
- 過去問をとく
- 精読を行う
では順番に見ていきましょう。
英文法を中学レベルまで
まず、IELTSの勉強を始めるには最低でも中学卒業レベルの英語能力を持っている必要があります。
これは、IELTSには基礎問題がないため、英語力が一定のレベルでないと歯が立たない可能性があります。
中学英語に不安がある人は先に、英検の3級や準2級の問題が全て解けるまではそちらの勉強をしましょう。中学英語総復習の英語問題を使うことをお勧めします。単語は日本語から英語、英語から日本語共に鍛えましょう。
この段階では、スペルや文法の細かいところまで完璧にしてください。
ポイントは英検の問題を解くことをゴールにしないことです。
3級や準2級は目安でしかなく、ここでの目的は基礎英語力をつけることです。
単語帳を活用
IELTSのリーディングの勉強を始める時に、最初にしなくてはいけないのは単語の強化です。
IELTSは海外の大学を想定しているので、リーディングは学術的な論文になります。
よって出てくる語彙は学術的なものが多いです。
まずは、IELTSの用の単語帳を一冊購入しましょう。
IELTSより知名度があり、同じく学術的な単語を扱っているTOEFLでも構いません。
そして、ひたすら暗記します。
参考書はどれを使っても構いませんが、一応筆者のおすすめは下記の記事で紹介しています。
関連記事:IELTS対策に効果抜群の単語帳と問題集・参考書・勉強方法まで教えます!
暗記方法は自分に合ったやり方で大丈夫です。
ここでのポイントは、日本語訳のみわかればいいということです。
アカデミックな単語をアウトプットしなくてはいけない場面はほとんどありません。
時間短縮のために英語をみて訳がわかるようにしましょう。
単語はあればあるほど有利になります。単語帳の暗記が終わったら、自分のオリジナル単語帳なども使い、テスト直前まで強化していきましょう。
過去問をとく
単語がある程度ついてきたら、過去問を解いてみます。
これは公式問題でもサンプルでも構いませんが、本番に近い形式の方が良いです。そして、時間をはかり解いてみます。最初はあまり解けなくても良いです。
精読を行う
一番大切なのが精読を行うことです。過去問でといた問題を徹底して読み、全問正解するまで解き直します。
単語が苦手な場合
まず、わからなかった単語を全て書き出します。
少しでもあやふやな単語は調べてみましょう。そして、もう一回文章を読みます。
もし、わからない理由が単語だった場合はすらすら読めるようになるでしょう。
文法が苦手な場合
単語をチェックしても文章が読めない場合は文法に問題があります。文章の主語、動詞、目的語と修飾の関係を可視化しましょう。
まず、補語(副詞や形容詞、関係代名詞や分詞構文)などをかっこでくくります。
そして、どこを修飾しているのかを線でひき、見えるようにします。
また、文法は中学レベルがあれば十分ですが、わからない構文はそのたびに調べていきましょう。
筆者のおすすめですが、単語と文法では文法を優先的に覚えた方がリーディングのスコアは上がります。
単語を全て暗記するのは不可能に近いですが、文法を全て暗記することはできます。
また、文法が分かると分からない単語が出てきても、予想でリーディングを進めることができます。
問題を解くのが苦手な場合
IELTSの問題は国語の読解のようなものです。
本文に答えのない問題は出ません。そのため、問題を解くたびに証拠を見つけましょう。
回答の根拠となるところに線を引くのです。
「過去問を解く→精読をする」のステップは全問正解できるようになるまで繰り返します。
1冊過去問を終わらせる頃には飛躍的な英語力の向上が見込めます。
まとめ
IELTSのリーディングの勉強方法を紹介しました。
- 英文法を中学レベルまで
- 単語帳を行う
- 過去問をとく
- 精読を行う
この方法は私が実際に5.5から7.0まで半年であげた方法でもあります。
これをベースに試行錯誤しながら自分なりの勉強法で得点アップを目指していきましょう。
今回紹介した内容は数冊の参考書があればできるので、比較的安く学習を進めることができるので、おすすめです。
ですがどうしても点数が上がらないという場合は、IELTSに特化したオンライン英会話の利用も一つの手でしょう。