留学で失敗した体験談 「必ず脱落者が出る」IELTS受験コース

IELTS

「そろそろIELTSでも受けてみようかな~。」と考えている留学中のみなさん、IELTSスコア取得を目指すみなさん、中途半端な気持ちで勉強を始めるのは危険です!

留学中、「必ず数人、脱落者が出る」といわれるIELTS受験コースがありました。

自分は大丈夫だと思って入りましたが、その過酷さと勉強の難しさに挫折、クラスで2人目の挫折者となったのです。

その経験をもとに、「こうしておけばよかった」というポイントをシェアしていきます。

しっかりとした準備と、覚悟があれば乗り切ることができるはず。

IELTSに興味のある方、決して甘くないという現実を知り、自分を見直す機会にしてみてください。

この記事を書いた人
Kento

経歴
・2012年:単独海外へ留学
・2016年:現地の学校卒業(Diploma of Business)
・2017年:現地の会社へ就職で毎日英語を使い仕事
・現在海外生活10年以上
元々be動詞すら分からなかった英語レベルからオンライン英会話、アプリ、学校などを利用し、現在では海外の学校を卒業後、就職の為IELTSを取得し海外の会社に就職できる英語力までなりました。
この経験を元に英語学習者にとって有益な情報を発信しています。

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IELTSコースについて

語学学校のIELTSコースは進学や就職のため、スコア取得が必要な生徒のために用意されています。

<ルール>

  • クラスレベル6(後で説明あり)以上で受講できる8週間のコース
  • 教科書の購入が必要だが、学校の生徒は追加料金なしで編入可能
  • 1日90分×3の授業。遅刻厳禁、20分以上の遅刻は入室不可(通常クラスも同様)
  • 90%以上の出席率が必要。切った時点で通常クラスに強制送還

<クラス構成>

  • 定員15~20人
  • 当時のクラスメイト国別(記憶の限り):コロンビア10、インドネシア2、韓国2、日本2

<授業内容>

  • IELTSテストの構造を把握し、グループでジスカッションも交えながらテキストに沿って講義を受ける。
  • IELTSテストは文字数や制限時間に厳しいため、攻略のコツを先生が教えてくれる。

通常のクラスと比べて、かなり厳しい出席率の縛りがありました。

また、テスト対策のコースということで、先生も厳しく、生徒もかなり真剣で、まるで大学受験前の高校といった雰囲気です。

失敗談―2つの要因―

語学学校でのクラス分けは1-9のレベル分けがあり、8週間ごとに行われるテスト、授業中の様子を見て、先生たちが判断します。

当時はIELTSコース編入条件である、レベル6に在籍していたので、理論上、充分コースについていけるはずでした…。

それでも挫折を味わうことになったのは、2つの大きな要因がありました。

致命的な苦手スキルがあった

リーディングがとにかく本当に苦手で、恐らく、クラス分けレベルでいうと「2」の実力。

英語も、日本語でも、とにかく文章を読むのが大嫌いです。

それでもどうにかなるだろうと見くびっていたのがいけませんでした。

英文を読む際、単語やイディオムの意味は、分からなければ文脈から推測するのが鉄則ですがIELTSでは学術的な内容の文章が多く、難しい言葉がバンバン出るので、元から苦手な場合はどうあがいても太刀打ちできません。

さらに、これは完全な言い訳ですが、クラスの大部分を占めていたコロンビア出身の生徒はスペイン語と似ている単語の理解の速さが桁違い。

わたしには天才に見えました。

そんな天才たちに合わせて猛スピードで進んでいく授業。天才たちのように分かった顔をしていましたが完全に時期尚早、場違いでした。

留学し、現地の生活に慣れ、アルバイトなどもできるようになると、自分の実力を誤算しがちです。そうして自分が「できる気になっていた」のです。

目標を持っていなかった

特にIELTSスコアが必要ではなかったため「気分転換のため」にIELTSコースに行きました。

ところが、コースが始まると、IELTSスコアに人生がかかっているクラスメイトとのやる気、実力には雲泥の差が…。

なんとなく、入ってしまったことを後悔しました。

緩いモチベーションでは、すぐに難しい授業に耐えることができなくなりました。

英語力向上のために、みんなについていくぞ!と、自分に鞭を打ってはみましたが、その程度で追いつけるものではありません。

「難しい、つまらない、やる意味がない。」

そして、たった3週間で白旗を上げました。

こうしておけばよかった

あとで後悔しないために、あらかじめ確認しておくべきことがあります。

急がば回れ、苦手なスキルは克服しておく

IELTSはライティング、リーディング、リスニング、スピーキング、すべてのスキルを問うテスト内容となっているので自分の苦手なスキルを把握して、ある程度克服しておくことはマストです。

苦手スキルがあると、それに時間を割かれ、勉強が円滑に回せません。授業に参加する方は、ついていくことができなくなります。

急がば回れです。

まずは苦手克服に全力を注ぎましょう!

はっきりとした目標を立てる

IELTSの勉強を始める理由は何ですか?目標のスコアはありますか?

こたえが「YES」のかたは、さっそく苦手克服に向けて勉強を始めてください!

こたえが「NO」、「Hmmm」のかたは、必ず目標を定めたほうがよいでしょう。

語学学校のIELTSコースには、大学や専門学校に進学を目標にする生徒がいます。

目的を共有しあうことで、やる気も、モチベーションも持ち続けることができるはずです。

まとめ

  • 語学学校のIELTSクラスは厳しい、スピードが速い
  • 苦手を克服してから勉強に取り掛かる
  • 目標、ゴールを決める

自分の英語力を過信して飛び込むのはお勧めしません。

しっかり準備して、覚悟を決めてから、挑戦しましょう。

留学に来たのなら、もちろん英語力を伸ばしたいですよね。

IELTSコースには、勉強熱心で、英語力の高い学生が集まるので、切磋琢磨しあうのには良い環境なのでせっかく挑戦するのであれば、最後までやり切って、結果を出せるよう、頑張って下さい!

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